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美味しい減塩味噌・無塩味噌の紹介と知識集

美味しい減塩味噌・無塩味噌の紹介と知識集

日本が誇る発酵調味料の代表格と言えばお味噌。お味噌は非常に栄養価が高く、整腸作用など様々な効能があると言われています。しかし唯一の欠点が塩分。このページでは減塩味噌や無塩味噌の情報や美味しく味噌汁を減塩できる方法を紹介します。

オススメ減塩味噌・無塩味噌の紹介

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一般的な味噌の塩分量は?

味噌は、和食を代表する調味料であり、昔から「味噌は医者入いらず」と言われる程、栄養価が高い食品です。

大豆を醗酵する事でできる味噌は、アミノ酸やビタミンなどが豊富に含まれている一方、唯一とも言える欠点が塩分が非常に多い事です。

減塩している方には、悩ましい調味料ですね。

では、一般的な味噌汁の塩分量はどのぐらいでしょうか。各家庭によっても味噌の濃さが違いますが下記の塩分量ぐらいになると考えられます。

一般的な味噌の塩分量は?

味噌汁1杯の塩分量・・・・1.5gから2.2g

高血圧学会が定める1日の塩分摂取量の目安は6gですので、味噌汁を1日3食分を食べると味噌汁だけで1日の塩分量を摂取してしまいます。

「減塩味噌」「低塩味噌」「お塩控えめ味噌」の違い

塩分をカットした味噌には、「減塩味噌」「低塩味噌」「お塩控えめ味噌」「塩分○○カット味噌」など様々なパッケージの味噌が売られています。

この中で通常、塩分が低い味噌のほとんどが「減塩味噌」という表記です。なぜなら「減塩味噌」は、特殊用途食品に分類されており、食塩量などの表記には厳しい規定があるからです。

58% 減塩味噌(タケヤ)

「減塩味噌」の表記の条件

・ナトリウム量は、通常の同じ味噌の50%以下である事。

・ナトリウム量以外の栄養成分は通常のものと同等程度である事。

その他の「低塩」「お塩控えめ」「OO%カット」などの表記には、特に決まりがありません。

そのため塩分を50%以上カットしている味噌は、唯一「減塩味噌」と表記する事ができます。

味噌汁を減塩する6つのポイント

「食事にはやっぱり味噌汁! でも塩分が・・」と考える人も多いかと思います。そこで飲んでいる味噌汁を簡単に減塩味噌汁にする方法をまとめてみました。

味噌汁を減塩する6つのポイント

(1)減塩味噌を使う。

(2)野菜や肉、きのこなどの具をたっぷり入れる。(薄味をカバーする)

(3)ダシをとる際は、市販の塩が入ったダシを使わず、昆布や鰹節でダシを取る。

(4)ダシをとる際は、無塩のダシを使う。

(5)1回の味噌汁の飲む量を少なくする。

(6)味噌の量を減らし、一味や生姜などの薬味を入れて薄味でも美味しく食べられるようにする。

上記にも書きました通り、野菜をたっぷり入れる事で野菜の出汁(ダシ)も出て美味しくなります。また、野菜には体から塩分を排出する作用のある「カリウム」が豊富に含まれているので、減塩味噌汁を作る際にはお勧めです。

味噌汁を簡単に減塩するにはまずしっかりと出汁(ダシ)をとる事です。ただし簡単に出汁が摂れる市販の「だしの素」には塩分が添加された商品が多いので注意が必要です。昆布や鰹節からだしをとるか、最近は「無塩のだし」もたくさん販売されていますのでそれを上手に使って美味しく減塩しましょう。

【減塩の豆知識】

野菜に多く含まれるカリウムは、体から尿として塩分を排出を促す働きがあります。しかしカリウムは茹でると多くが流れ出る性質がありますので減塩をする際は、覚えておいて下さい。お味噌汁は汁を全部飲む人が多いので、野菜味噌汁にしてもカリウムを摂る事ができます。

ラーメンなどは減塩の為にお汁を全部飲まない人も多いので、野菜ラーメンにしてもせっかくのカリウムを十分摂れません。ラーメンの場合は野菜を入れず、別にサラダとして食べるとカリウムをしっかり摂る事ができます。

※腎臓疾患の方はカリウムの摂取に制限がある場合もありますので注意が必要です。

乳和食 (味噌汁を減塩する裏技1)

乳和食というフレーズをご存知でしょうか?テレビなどでもたびたび紹介されるとても斬新な減塩方法です。

乳和食とは、牛乳を料理に使う事で、食塩を減らしても味が濃く感じられるという料理方法です。

麺に多くの塩分が必要な理由

●減塩ミルク味噌汁の作り方(塩分量1人あたり・・・1.2g)

【材料】2人分

・豚バラ薄切り・・・50g

・ニンジン・・・1/5本

・玉ねぎ・・・1/4個

・じゃがいも・・・1/2

・だし汁・・・鰹節パック1袋+熱湯250ml

・牛乳・・・100ml

・味噌・・・大さじ1

・細ねぎ・・・お好み

【調理方法】

1. 作っただし汁に、ニンジン・玉ねぎ・じゃがいもを加えて煮る。

2. 煮立ったら豚肉を加え、蓋をして野菜が柔らかくなるまで10分程度煮る。

3. 牛乳を加え、煮立ったら火を止め、味噌を加える。

4. お好みで細ねぎを入れる。

和食と牛乳の組み合せは食べるまでは全く想像できませんが、食べて見ると牛乳のコクが味気なさをカバーして、美味しく頂けます。

乳和食は、他のさまざまな食事でも応用できますのでみなさん一度試してみて下さい。

無塩味噌 (味噌汁を減塩する裏技2)

塩分たっぷりのお味噌ですが、食塩を全く使わずに作った無塩味噌があるのをご存知でしょうか?

石山味噌さんが日本で初めて開発した【無塩味噌】です。
通常のお味噌は雑菌の繁殖を抑える為に塩分を用いますが、独自の発酵技術により塩分ゼロの味噌を開発しました。

無塩味噌

気になるお味ですが、無塩味噌だけでは、白湯のような薄い味です。

この無塩味噌と減塩味噌を混ぜて使う事で、味噌汁に大豆の風味豊なコクが広がり大幅に減塩しながら、美味しく味噌汁が頂けると大評判です。

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